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お雑煮

うちのお雑煮は、カツオと昆布のすまし仕立て。
具は、塩ブリ、はまぐり、人参、大根、ごぼう、昆布、あたりめ。
お餅は切り餅を焼かずに。

お雑煮

どこのご家庭でも、そのお家に受け継がれた味をお正月に召し上がり、
『これでなくては、お正月は始まらん。』とおっしゃることと思います。
我が家もそう。

改めて凄いなあと思うのは、分量を計るわけでもないのに、毎年おんなじ味に
出来てしまうことです。
出汁の取り方、具の組み合わせ、具と出汁の比率、塩の分量。
それらに大きな違いがなければ、最後は自分の舌で味見をして塩加減を決めたら、
毎年、毎年、何十年も同じ味を再現できるのですね。

うちのお雑煮で言えば、塩ブリ、はまぐりから独特の出汁が出るのはもちろんですが、
人参、大根、ごぼう、縁起物のような昆布とあたりめ、
そのどれからも持ち味がにじみ出て、お雑煮の味を作っています。
どれが欠けてもダメでしょう。
どの具材も等しく大きなちからを持っています。
そういうことを、毎年お雑煮を食べるたびに家族と話題にしてしまいます。

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おでん

今夜は家族でおでんを囲んでちょっと一杯。
寒い夜はおでんに熱燗、いいですねえ。
それに親しい人と囲みたくなるのがおでんです。
先日も友だちの家でおでんパーティーをしました。
前日から煮こまれた大根はトロトロ、ゆで卵はお出汁で良い色に染まり、
それはそれは美味でござったなあ。

さて、今回は。
大根とじゃがいもは夕べのうちに圧力鍋で下茹で。
ゆで卵も作っておいて。
今朝早くからお出汁をとり、ほかの材料も入れて煮込みました。

おでん

牛すじは残念ながら良いのがなかったので今回は入れませんでしたが、
鶏の手羽元を入れました。
食卓で食べる直前に春菊をしゃぶしゃぶっとして、
青い香りとシャキシャキ感も楽しみました。
お豆腐、厚揚げ、大根などには、青ネギを薬味としてお好みで。

おでん

シューマイ、餅きんちゃくも食べながら投入です。

カラシは定番。番外編として、柚子胡椒、それにルイユも作って、好みでつけて食しました。
スープ・ドゥ・ポワソンの時にも作った、あのルイユというピリッと辛い
ニンニクマヨネーズです。

おでんにルイユ

おでんにルイユ。意外にも合うんですよ。

締めのお楽しみは、ごはんにおでんの熱いおつゆをかけて。
きゅうりのお漬物をポリポリしつつ、サラっといただきました。

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コッペガニのリングイネ

このあたりの魚屋さんでは、この時期よーくコッペガニが売られています。
行きつけの『ととや』さんでは、一杯200円。
西日本ではセコガニと言うのか、山陰地方で言うのか、コッペガニという名前では
売られていませんが、ようするに松葉ガニのメスのことのようです。

プチプチの外子、ねっとりして塩ウニのような口触りの内子、そして濃厚なミソ。
磯の香りほのかに、甘く、繊維の束が口に入れると優しくほどける、あのカニの身。

そのコッペガニのパスタ。とあるお店のパスタのメニューに見つけたんです。
うわー、おいしそう!
いえね、ネット情報のみなんですが。


食べたい、と思った時が作りどき。
さっそく試してみました。

パスタの種類はリングイネが合いそう。
味のベースは醤油バターでいってみよう。
緑の濃い壬生菜があったので、最後に加えました。

コッペガニのリングイネ

食べる直前に柚子を数滴しぼりかけ。
カニの濃厚さとバターの風味で、贅沢な味の仕上がりになりましたが、
柚子によって、香り・味ともにグッと華やかになりました。

コッペガニのリングイネ

でも、柚子の黄色い皮をおろしたものもパラッと振りかけてみればよかった。
そうすれば見た目もパッと華やいだのにな、と思ったら、
またすぐにでも試したくなる。
まあまあ、ここは落ち着いて。次の機会にやってみましょ。
柚子もカニもおいしい、冬はまだ始まったばかりですからね。

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