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海援隊ツアー 宮津へGo! その2

養老漁港の荷捌所での、それはそれは美味しいお昼ごはんのあとは、
ここの海で獲って、ここで作られた煮干しの販売タイム。
煮干しというのは、読んで字のごとく、煮て干すのです。

お正月に縁起をかついでいただく『田作り』にするゴマメは、
カタクチイワシを獲って素干しにするそうです。
つまり生のまま干す。
煮干しは、熱湯で茹でてから干す。
こういう違いがあるそうです。これも、京都市中央卸売市場で開催された『食材選び方教室』
に参加したときに教えていただいたことなんです。

ともかく、おいしい煮干しをどっさり一袋、ワンコイン500円で買いました。
いいお出汁を取るだけでなく、あまりにも美味しいので、ポリポリ食べると止まりません。
カシューナッツと一緒に食べると、おつまみとしても最高でした。

煮干し カシューナッツ

新鮮な煮干しを手に入れたあとは、荷捌所の目の前にある漁業センターで
『海援隊ツアー 懇談会』。
京都市中央卸売市場第一市場の場長、京都市中央卸売市場協会会長、養老漁業株式会社
社長、のご挨拶。
そして、養老漁業株式会社を立ち上げられた経緯や会社としての取り組みについての
あれこれを社長からお話いただいたり、京都府の水産業についてのお話を京都府水産事務所、
『海のにぎわい課』の方から聞いたり、宮津市の観光地としての魅力を宮津市産業振興室
の方にPRしていただいて、なかなか有意義な時間を過ごしました。
閉会のご挨拶は『京都塩干魚卸協同組合』の理事長。

京都市に居て、おいしいお魚をいただけるのは、色々な人たちの色々なお仕事のおかげである
ということがよーくわかりました。

いよいよ、楽しいツアーも終わりにさしかかり、帰りのバスに揺られて、また3時間。
来た時とは別の経路で、『橋立海産センター』と『やまがた屋』で休憩し、また買い物をし、
暗くなった京都市中央卸売市場まで帰ってきたのです。

で、ここで今回のツアーの最後のびっくりが待っていました。
バスのトランクに、一人一箱ずつ発泡スチロールの大きな箱のおみやげが!
『なにかしら?ワクワク!』
舌切雀の欲深おじいさんが大きいつづらを担いで帰ったように、大きい発泡スチロールを
ヨイショと持ち帰りました。
このツアー、行き帰りのバス、昼食、道中の保険、それにおみやげがついて
参加費3000円。応募数が多いわけです。当たって超ラッキーでした。

家に帰り着いて開けてみると・・
養老漁港のおみやげ

小さめのカマスが15匹、アオリイカが2匹、立派なタチウオとサワラが1ぴきずつ!

遠出の疲れなんぞなんのその。
せっかく新鮮なお魚が手に入ったのですから、腕まくりをし、包丁をにぎり、
全部の種類をちょっとずつお刺身にして、晩ごはんにいただきました。

翌朝。がんばって早起きです。
残りのカマスは鱗をとりワタを取って。
タチウオはワタを出してぶつ切りに。サワラは3枚におろして切り身に。
アオリイカは内蔵を取り、あとの調理がしやすいように切り分け。
そうして、それぞれ密封して冷凍庫へ入れて、ニンマリしたのでした。

往路の和知町の『道の駅なごみ』で手に入れた野菜も食卓を豊かにしてくれました。
芋掘りに行かないとなかなか手に入らない芋がら。さつまいもの茎ですね。
これのきんぴらが美味しいんですの。
トウガラシの葉。これは佃煮にいたしましょう。
立派な椎茸と小松菜とすだち。
マルマルプリプリの『紫ずきん』という黒豆。

顧問のチェックが入りました。ウィちゃんの鼻と足が見えるでしょ?
和知町の野菜


養老漁業株式会社
京都府宮津市字大島1番地 0772-28-9480
定置網の体験

鮮魚の浜売り
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海援隊ツアー 宮津へGo! その1

10月の23日でした。
京都市中央卸売市場協会が会員向けに発行される
『食の海援隊・陸援隊ニュース』で知った限定80名の海援隊ツアーに応募したところ
当選して、京都府・宮津市の養老漁港へ行ってきました。
80名のうち約半数は漁船に乗って沖へ行って漁獲する定置網コース
あと半数は、砂浜から投じた網を囲い込んで漁獲する地引網コース
集合は京都市中央卸売市場の七条通側。
コースごとに2台のバスに分乗して Let's go!
養老漁港へは、途中、和知『道の駅なごみ』での休憩をはさんで3時間足らず。

当日、宮津の海はあいにくの雨。
宮津 養老漁港

しかーし、カッパ、長靴、軍手をつけていたら雨なんて平気。
荷捌所で身支度です。
養老漁港 身支度

定置網コースの人達は漁船に乗って。いってらっしゃーい!
養老漁港 定置網漁

地引網コースのわたしたちは、地引網をする浜へと向かいます。
養老漁港 地引網漁

引っ張ってます。
地引網漁

囲ってます。
地引網漁

最後のひとがんばりは、漁港のプロに任せます。
地引網漁

網の底にはファスナーがついています。開けると、魚が藻とか水草と一緒に
ドドーっと出てきました。
魚

蛸です。
蛸

こんなん獲れました。大漁とはいきませんでしたが。
宮津

おもしろかったのは、網で囲われるのを察知するのか、何匹かの魚が
網の端で網の外側へぴょんぴょんジャンプして逃げたことです。
その度に私たちは、『あーあ、また減った!』とガッカリの声をあげ、
それもまた楽しかったのでした。

お昼ごはんは、漁港で当日の早朝、前もって獲っておいてくださった魚たち。
荷捌所にテーブルを並べ、バーベキュー炉を用意して、準備しておいてくださいました。

今が旬のアオリイカと、サワラのお刺身。
そして、おのおのカマス一匹、アオリイカ一匹、サワラ一切れをバーベキュー炉で
自分で焼いて食べるという楽しい趣向。
ゆかりのおむすび、わかめのおむすび。そして、写ってはいませんが魚のアラのお味噌汁。
養老漁港 昼食

獲ったばかりのお魚をその漁港でいただくのは、そりゃもう、美味しいに決まってます。
焼いたサワラの身は熱々でホックホク。お刺身のサワラは味は淡白なのに口触りはネットリ。
カマスは密度が濃ゆい味。旨みが凝縮された感じ。
アオリイカは、お刺身でも焼いても、プリプリで甘みがあってとても美味しかったです。

続きは明日。

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鍋まつり@京都市中央卸売市場

近所に京都市中央卸売市場(正確には京都市中央卸売市場第一市場)がある、
ということは先日お話ししましたね。

今の住まいに引っ越すまで、京都に住んでいましても、中央卸売市場とは
全く無縁でした。
ここに越して来ましたら、すぐ近くの商店街には昔ながらの小売店が軒を連ね、
卸売市場は深夜でも煌々と明かりがついていてトラックが出入りし、大通りに出ると
早朝から働く人びとの活気を感じる。
そういう場所ですから、否が応でも卸売市場の存在を感じないわけにはいきません。

今年の春、市民しんぶんで、京都市中央卸売市場のサポーター組織とでもいうような
「食の海援隊・陸援隊」というものがあるのを知り、即、会員になる申込をしました。
京都の食について学ぶ機会を市民・府民向けに提供し、京都市民・府民で
京都の食に関わる産業その他を盛り立てようという組織、といえばより的確でしょう。
わたしが知らなかっただけで、こういう制度が出来てから7~8年はたつようです。
すでに数回、とってもおもしろいイベントに参加してきました。そのことは、またの機会に
ぜひお知らせしたいです。

そして、今日のことですが。
これも2003年から毎年1回行われているらしい「鍋まつり」にボランティアとして参加
してきました。
昨年は、夫と2人で物見遊山の気持ちで探索に行き、たくさんの人がカニやあんこう目当てに
長い行列を作っているのをしり目に、つみれ鍋やとり鍋に舌鼓を打ちましたが、その時は
まさか自分が翌年に参加するとは思いませんでした。

昨年2010年度の鍋まつりのブースの案内図
今年はいただいてくるのを忘れましたが、基本的には大きな違いはないと思う。
いくつかのメニューの入れ替えはあったかもしれません。

2010年鍋まつり ブース案内図

わたしの持ち場は『きのこたっぷりフルーツカレー』。
京都市の青果流通の要にいらっしゃる(と思われる)おじさま方に混じって、
わたしのような海援隊・陸援隊の会員ボランティアの方とともに、
リンゴ・梨・キウイ・柿を剥くわ、刻むわ。
包丁ダコが指に出来るかと思うほど、切って切って切りまくりました。

カレールーは毎年作っていらっしゃるようで、青果関連のおじさま方がとても美味しく
仕上げられていました。
まず、味見にみんな一杯ずついただきましたが、きのこがたくさん、ひき肉でコクのでた
まろやかなカレーに、新鮮なフルーツのトッピングがよい相性。
これは自信をもってオススメしたくなる味、と、うれしくなりました。
でも、美味しさの余韻を味わう暇もなく、すぐに午前11時の開場時刻となれば、
あとはもうちょっとした戦場さながら。
わたしたちボランティアは3人でフルーツのトッピングをまかされましたが、
ほとんど息つく暇もなく、フルーツを乗せて乗せて、乗せまくりました。

なので、残念ながら写真は全く撮れていません。

開場から2時間少しで、どんどん売り切れるブースが出てきて、フルーツカレーもまもなく
完売となりました。全員で拍手で終わり。お疲れさまー。

それから巻きずしや押しずしのお弁当をブースの後方でいただきながら、まだ終わっていない
お隣のブースに走って行って、『大根だき』を持ち帰り用に買い求めました。
なんと、一人前、200円というお値段。
この時は、もう最後なので半額セールで一人前100円。

大根だき

大根だき

12月になると、京都のいくつかのお寺では、『大根だき』という行事が行われます。
ということもあって、また京都のお大根が美味しくなる時期でもあって、
『大根だき』は京都の風物詩ともいえると思います。
大根は芯まで柔らかく、おだしが染みて飴色に近い色。アツアツをフーフーして
お口にいれますと、ホロッと崩れます。
一緒に炊いたお揚げは柔らかいけどどっしりした厚さ。ジュワーッとおだしがあふれます。
ちくわも大根のスッキリしたお味がしみて、一段上の美味しさ。
上にのった水菜がハリハリ鍋を思わす存在感。シャッキリとよいアクセント。
見た目は地味かもしれませんが、底力があるお料理ですね。

今度『鍋まつり』に行こうと思われる方は、密閉容器持参で『大根だき』を
お持ち帰りされてはいかがですか。
たくさんの具材で大きいお鍋で作った味。これは、家庭ではなかなか出せませんもの。
2人前を買い求めたわたしは、夕食にこの堂々とした一品を並べて、大満足でした。

ボランティアにはおみやげが・・
お菓子をいただきました。
京都市中央卸売市場、今後も全力でサポートさせていただきます。

中村屋 うすあわせ

中村屋 うすあわせ 中身








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