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そよ風と 木漏れ日と・・・
近所に京都市中央卸売市場(正確には京都市中央卸売市場第一市場)がある、
ということは先日お話ししましたね。
今の住まいに引っ越すまで、京都に住んでいましても、中央卸売市場とは
全く無縁でした。
ここに越して来ましたら、すぐ近くの商店街には昔ながらの小売店が軒を連ね、
卸売市場は深夜でも煌々と明かりがついていてトラックが出入りし、大通りに出ると
早朝から働く人びとの活気を感じる。
そういう場所ですから、否が応でも卸売市場の存在を感じないわけにはいきません。
今年の春、市民しんぶんで、京都市中央卸売市場のサポーター組織とでもいうような
「食の海援隊・陸援隊」というものがあるのを知り、即、会員になる申込をしました。
京都の食について学ぶ機会を市民・府民向けに提供し、京都市民・府民で
京都の食に関わる産業その他を盛り立てようという組織、といえばより的確でしょう。
わたしが知らなかっただけで、こういう制度が出来てから7~8年はたつようです。
すでに数回、とってもおもしろいイベントに参加してきました。そのことは、またの機会に
ぜひお知らせしたいです。
そして、今日のことですが。
これも2003年から毎年1回行われているらしい「鍋まつり」にボランティアとして参加
してきました。
昨年は、夫と2人で物見遊山の気持ちで探索に行き、たくさんの人がカニやあんこう目当てに
長い行列を作っているのをしり目に、つみれ鍋やとり鍋に舌鼓を打ちましたが、その時は
まさか自分が翌年に参加するとは思いませんでした。
☆昨年2010年度の鍋まつりのブースの案内図
今年はいただいてくるのを忘れましたが、基本的には大きな違いはないと思う。
いくつかのメニューの入れ替えはあったかもしれません。
わたしの持ち場は『きのこたっぷりフルーツカレー』。
京都市の青果流通の要にいらっしゃる(と思われる)おじさま方に混じって、
わたしのような海援隊・陸援隊の会員ボランティアの方とともに、
リンゴ・梨・キウイ・柿を剥くわ、刻むわ。
包丁ダコが指に出来るかと思うほど、切って切って切りまくりました。
カレールーは毎年作っていらっしゃるようで、青果関連のおじさま方がとても美味しく
仕上げられていました。
まず、味見にみんな一杯ずついただきましたが、きのこがたくさん、ひき肉でコクのでた
まろやかなカレーに、新鮮なフルーツのトッピングがよい相性。
これは自信をもってオススメしたくなる味、と、うれしくなりました。
でも、美味しさの余韻を味わう暇もなく、すぐに午前11時の開場時刻となれば、
あとはもうちょっとした戦場さながら。
わたしたちボランティアは3人でフルーツのトッピングをまかされましたが、
ほとんど息つく暇もなく、フルーツを乗せて乗せて、乗せまくりました。
なので、残念ながら写真は全く撮れていません。
開場から2時間少しで、どんどん売り切れるブースが出てきて、フルーツカレーもまもなく
完売となりました。全員で拍手で終わり。お疲れさまー。
それから巻きずしや押しずしのお弁当をブースの後方でいただきながら、まだ終わっていない
お隣のブースに走って行って、『大根だき』を持ち帰り用に買い求めました。
なんと、一人前、200円というお値段。
この時は、もう最後なので半額セールで一人前100円。
☆ 大根だき
12月になると、京都のいくつかのお寺では、『大根だき』という行事が行われます。
ということもあって、また京都のお大根が美味しくなる時期でもあって、
『大根だき』は京都の風物詩ともいえると思います。
大根は芯まで柔らかく、おだしが染みて飴色に近い色。アツアツをフーフーして
お口にいれますと、ホロッと崩れます。
一緒に炊いたお揚げは柔らかいけどどっしりした厚さ。ジュワーッとおだしがあふれます。
ちくわも大根のスッキリしたお味がしみて、一段上の美味しさ。
上にのった水菜がハリハリ鍋を思わす存在感。シャッキリとよいアクセント。
見た目は地味かもしれませんが、底力があるお料理ですね。
今度『鍋まつり』に行こうと思われる方は、密閉容器持参で『大根だき』を
お持ち帰りされてはいかがですか。
たくさんの具材で大きいお鍋で作った味。これは、家庭ではなかなか出せませんもの。
2人前を買い求めたわたしは、夕食にこの堂々とした一品を並べて、大満足でした。
ボランティアにはおみやげが・・
お菓子をいただきました。
京都市中央卸売市場、今後も全力でサポートさせていただきます。
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