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そよ風と 木漏れ日と・・・
「プリムローズ」というお店で美味しいお昼をいただきましたが、わたしたちの大きな目的はこちら。
「新旭水鳥観察センター」です。
秋が深まるにつれて渡ってくる水鳥の話題も、だんだん耳にするようになってきました。
昨日は友人がセンターのスタッフさんのガイドウォークを頼んでおいてくれたので、一緒に遊歩道を歩いていただきました。
小鳥の声もいろいろ聞こえてきます。わたしたちには聞き分けられない声でもスタッフさんはさすが。
「これはモズですね。」「イカルが鳴いています。あの樹の枝に来ていますよ。」「セグロセキレイがあそこにいますよ。」「あれはヒヨドリですね。」
琵琶湖の湖面にも、遠くにたくさんの水鳥が見られました。ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、カイツブリ、オオバンなどなど。
運良くこちらのほうまで来てくれたマガモ、カルガモ。マガモはまだ換羽が済んでいないので鮮やかな色はしていません。
この時期の水鳥たちは冬に見るおなじみの姿をしていないので、それも見分けが難しい。
スタッフさんは鳥にだけ詳しいわけではありませんでした。
足もとに見つかるバッタやカマキリ、樹々に巣をはっているジョロウグモ。何を尋ねても答えてくださいました。
カマキリ、ジョロウグモ。小さな写真でどうぞ。
帰りには空に「幻日」という現象も見つけました。
「幻日」をこの目で見るのは初めてでした。
先日の大徳寺、小堀遠州作のお庭を思い出して、近江富士も再度確認してきました。
琵琶湖が好きな鳥仲間に湖西の隠れ家カフェへ連れて行ってもらいました。
広い敷地に大きなお庭、平屋建ての建物がカフェと、奥にはギャラリー。お住まいもあるのかもしれません。素敵なところです。
お料理にもそうとうなこだわりが感じられました。丁寧に作られていて、味もピシっと決まってる。
ランチのパスタコースにしましたが、最初は水菜やラディッシュ、ルッコラなどの野菜に、ハモンセラーノが乗ったサラダ。
次はサツマイモの冷製スープ。リンゴとラムレーズンも入っているそうで、奥深くて優しい甘さの冷たさが嬉しいスープ。
パスタは、私はエビとルッコラと祇園豆(ギオンマメというのは初めて見ました。祇園豆と書いてあったと思うのですが・・ちょっと記憶があいまい)のペペロンチーネにしました。トマトが少しだけ加わって、全体をひきしめていました。
パスタの茹で加減も、最後にかけられた粉チーズのあんばいもいい感じ。
口直しに天草からつくられた寒天、自家製の柚子とザクロがアクセントになっていました。
デザートのケーキはケースの数種類から選べます。わたしはフルーツタルト。そこにも自家製のザクロの粒が乗っていました。
飲み物も、温かい紅茶は紅茶の種類が選べます。わたしはレモンもミルクも入らないアイスティーにしましたが、それも美味しかった。
秋の空に刷毛でサッと掃いたような雲が爽やかな様子。
昨日は雲ひとつ無い台風一過の秋晴れの一日でした。
数年に一度しか公開されないという大徳寺の塔頭の一つ、孤篷庵へ行ってみました。
重要文化財の方丈の前庭の枯山水はよくある白砂ではなく赤砂でもなく、赤土。それで海を表しているそう。生け垣の低いものが手前に一列。向こうの奥に普通の高さのが二列。
手前の生け垣は浜に寄せる波。向こうの二列の手前のは遠くから押し寄せる波。一番奥にある生け垣は水平線。
借景の(今は見えませんが)船岡山の上部が水平線から少しだけ出て見えて、それが船を表すようになっている。
ひとつひとつ解説を聞きながら見ていくと、とても面白いです。
方丈から先へ進むと檀那の間、茶室・忘筌(ぼうせん)、書院・直入軒、山雲床、と続きます。
そのそれぞれの間から望む庭は、それぞれに違って見えるように作られています。孤篷庵自体を船に見立ててあるのも面白い。
ここを開いた作庭家、建築家、茶人、大名であった小堀遠州は近江の人だったので、琵琶湖を思って作ったのかもしれません。
直入軒から見える庭は近江八景を模してありました。茶室・忘筌から見える庭には近江富士を模した石。
小堀遠州の出身地である長浜には近江孤篷庵というのがあるらしい。
そこは近年、あの能や古美術の研究者でもあった白洲正子もよく訪れた場所というではありませんか。
長浜の孤篷庵にも行ってみたくなりました。
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