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そよ風と 木漏れ日と・・・
タティングレースのクリスマス用の製図の中で、大きな天使だけは
まだ編めていませんでした。
昨年は講習時間中に教えていただいたのに、いざ編もうとすると
わけがわからなくなり断念していました。
先日、もう一度挑戦してみましたら、出来ました!
大天使というと、イエス誕生の物語でも有名な、天使ガブリエルを思い出します。
15世紀の画家、ヤン・ファン・アイクの描いた天使ガブリエル
この絵は、ベルギーはゲントという町の教会の祭壇画の一部分。
ゲントの祭壇画。別名、『神秘の子羊』という名で呼ばれています。
実はわたしはこの絵が大・大・大好きで、画集で一目惚れしたこの絵のために
ゲントの教会を訪ね、間近で見てきたほどです。
祭壇画のメイン、『神秘の子羊』の名のもとになった絵はこちら。
この細密な描き方にたまらなく魅せられてしまったのです。
この絵にも、天使がいっぱい。
ファン・アイクの別の絵『オータンの聖母』の天使もどうぞ。
これはファン・アイクは関係ありませんが、わたしの持っている天使のカード。
気に入っているので、いつも飾っています。
わたしがタティングレースを初めて知ったのは、去年のお正月明けのことでした。
たまたまチャンネルを合わせた番組が手芸の番組でした。
画面の中では、小さなシャトルを使ってレース糸が行ったり来たり。
そうして、なんとも優雅で繊細なレース作品が出来上がっていったのです。
あれはなに?! タティングレースというの?!わたしもやってみたい!!
すぐにネットで探してみたら、なんと数日後に朝日カルチャーで、
聖光院先生という先生のお試し講習があったのです。
お試し講習を受けて、すぐに1クールの申し込みをしました。
月一の講習ですが、最初の半年くらいは講習時間中、ほどく作業ばかりしていました。
製図もよく読めないし、編むとすぐ間違う。結び目を作っていく技法ですので、
一旦間違うとほどくのが大変。
慣れてくると、ほどくのもさほど時間はかからなくなるのですが、
始めのうちは結んだ糸の構造もよく読めないので、ほどくつもりがますますきつく
結ぶ羽目になったり・・
でも、先生は根気強く教えてくださいますし、合間のティータイムには
イギリス文化やルーマニアのお話を聞くことができ、タティングの文化的な背景も
知ることができました。
2年近く経ち、まだまだ初級なのですが、なんとか製図を見て編めるようにはなりました。
昨年、聖光院先生にいただいたクリスマスのための製図で、ツリーと天使を編んでみました。
これらのツリーと天使は、これから数日のうちにクリスマスカードに仕立てて、
親戚のおばさんや友だちに郵送しようと思います。
赤い画用紙と、クリスマスにピッタリのキラキラシールを見つけてきました。
まずピアノの師であり大切な友人である彼女へ思いを込めて。
さあ楽しい工作です。
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