[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
そよ風と 木漏れ日と・・・
わたしたちが座ったテントの下の席は前から2列目で、ちょうど外拝殿横の通路が見通せる場所でした。
祭儀が始まりますとご案内役の神職のマイクによっての司式で進行していきます。まず宮司さん以下、大勢の神職の方たちが祓所につかれます。
巫女さんによって順々にわたしたちもお祓いしていただきました。神職の方たち祭員というのでしょうか、は、所定の場所にそれぞれつかれて、雅楽が奏でられます。本殿内から外へといろいろな神具が運びだされていくのが通路を通して見えますが、御神霊のときには幕を張られて見えなくなりました。
いよいよ本殿から御神霊の遷御が始まるときには全ての灯りが消されます。
神具のいろいろと御神霊が目の前を通るときには頭を下げます。が、少し目が慣れてきたので時々興味をもって見てしまいました。御神霊は幕を張る祭員の方たちとともにゆっくりゆっくり通られました。だれの目にも触れてはいけないのですね。
御神霊は幣殿に遷御されました。それから神具も幣殿に入れられました。そののち、祭員は席につかれ、神饌(しんせん お米やおもち、焼鯛や野菜、果物)がお供えされたり宮司さんの祝詞があげられたりしました。
神楽が始まりました。巫女さんたちの扇舞です。
そのあとは玉串奉納。神饌がさげられ、幣殿の扉は閉じられ、祭員はお座りになり、宮司さんの終わりのご挨拶。
祭員の方たちが退出されたら、それで祭儀の全部が終了です。
始まってから終わりまで2時間あまり。遷御のときは暗くなって無音になり動いてはいけませんでしたが、それ以外のときは神職さんのご指示で立って礼をする、座る、立って頭を下げる、座る、立って二礼二拍手一礼する、座る。と、結構忙しいものでした。
神式の結婚式には参列したことはありましたが、こんな祭儀は初めてで、たいへん有意義でした。
橿原神宮・御本殿仮殿遷座祭の祭儀に参列するため一泊小旅行をすることにしたわたしたちは、まず近鉄の八木西口で降りて歩いて行ける今井町という古い町並みが保存された一帯へ行きました。
その観光についてはまた後日。
楽しい半日を終え、夜の宿を予約した橿原観光ホテルに、16時のチェックイン時刻に合わせて着きました。
その前日から急に秋が深まり冷え込んできていたので、夜の行事に備えて服装を整え(男性はネクタイ着用、女性もそれに準ずるというドレスコードもあり)、貼るカイロも貼って出発です。
日が落ちてきましたが空はまだ青く、白い雲がきれいに見えます。ひこうき雲もくっきり見えます。
神宮会館にて受付をすませ、直会(なおらい)のお食事をいただきました。おめでたい気持ちのあらわれた豪華なお食事です。お腹いっぱいになりました。
神社側から招待されている方とその同伴者のみが参列を許されています。それでも200人ぐらいの人が次々と受付をすませてお食事を召し上がってました。
祭儀は19時から執り行われます。18時20分ごろに本殿に向かいました。
本殿の前に、一般参列者のテントが設けてあります。あの場所でどんなことが行われるのでしょう。
この10月を考えてみたら、大徳寺へ行って仏さまを拝み、母校へ行って賛美歌を歌って神様にお祈りをし、月末には橿原神宮で神様を拝むという、まれにみる神無月となりました。
今年の夏に初めて訪れた奈良県は橿原神宮の、御本殿仮殿遷座祭(ごほんでんかりでんせんざさい)という祭儀がおこなわれるというので、友人に誘われ一泊で行ってきました。
御本殿仮殿遷座祭というのは、本殿の屋根を葺き替えられるためにご神霊を仮殿に移すという厳かな儀式です。
夜の灯りの中で祭儀が始まり、ご神霊を運ばれるときには灯りが消されて真っ暗闇になります。
というわけで夜に行われるものなので余裕をもって一泊旅行とあいなりました。
さきほど帰ってきたところで写真の整理はまだです。
昨日よりずいぶんと暖かくなった晴天の今日は、藤原宮跡のコスモス畑へ行ってみました。
一面の広い広いコスモス畑。
コスモス畑にはイナゴやバッタ、他にもコガネムシの種類の小さいのなど、昆虫がいっぱい。それらを狙ってなのかヒバリたちが大騒ぎをしていました。
コスモスのあいだのあちらこちらでヒバリがさえずっています。そしてときどきコスモスから飛び出して空高く舞い上がって上でもさえずります。
おひさまはポカポカと暖かく、青い空は深く深く青く、コスモスは風にゆらいで、極楽にいるような気分でした。
コスモス畑の中に、ときどきススキの群生。おもしろい風景でした。
< 前のページ | TOP | 次のページ > |