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橿原神宮 仮殿遷座祭 その2

わたしたちが座ったテントの下の席は前から2列目で、ちょうど外拝殿横の通路が見通せる場所でした。



祭儀が始まりますとご案内役の神職のマイクによっての司式で進行していきます。まず宮司さん以下、大勢の神職の方たちが祓所につかれます。
巫女さんによって順々にわたしたちもお祓いしていただきました。神職の方たち祭員というのでしょうか、は、所定の場所にそれぞれつかれて、雅楽が奏でられます。本殿内から外へといろいろな神具が運びだされていくのが通路を通して見えますが、御神霊のときには幕を張られて見えなくなりました。
いよいよ本殿から御神霊の遷御が始まるときには全ての灯りが消されます。

神具のいろいろと御神霊が目の前を通るときには頭を下げます。が、少し目が慣れてきたので時々興味をもって見てしまいました。御神霊は幕を張る祭員の方たちとともにゆっくりゆっくり通られました。だれの目にも触れてはいけないのですね。
御神霊は幣殿に遷御されました。それから神具も幣殿に入れられました。そののち、祭員は席につかれ、神饌(しんせん お米やおもち、焼鯛や野菜、果物)がお供えされたり宮司さんの祝詞があげられたりしました。



神楽が始まりました。巫女さんたちの扇舞です。



そのあとは玉串奉納。神饌がさげられ、幣殿の扉は閉じられ、祭員はお座りになり、宮司さんの終わりのご挨拶。



祭員の方たちが退出されたら、それで祭儀の全部が終了です。

始まってから終わりまで2時間あまり。遷御のときは暗くなって無音になり動いてはいけませんでしたが、それ以外のときは神職さんのご指示で立って礼をする、座る、立って頭を下げる、座る、立って二礼二拍手一礼する、座る。と、結構忙しいものでした。
神式の結婚式には参列したことはありましたが、こんな祭儀は初めてで、たいへん有意義でした。

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