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そよ風と 木漏れ日と・・・
7月の半ばにゲーテ・インスティトゥート(京都ドイツ文化センター)のカフェ・ミュラーで、アルバイトをしていたすごく感じのよい若きドイツ青年。
いろいろとおしゃべりをして打ち解けたのに写真ぐらい撮らせてもらえばよかったね。と、一緒に行った友人と話していました。
8月の終わりにドイツに帰ってしまうって言ってたね。またお店に来てください、と言ってくれてたから(とても上手な日本語で、です)また行ってみてもいいけれど彼のシフトが入っていないときだったら残念だし。
それでゲーテ・インスティトゥート付近に出かけたときにカフェ・ミュラーに寄って、彼のシフトがいつ入っているのか訊いてみたのです。
そのときにはまだ彼のシフトの予定が決まっていなかったのですが、決まったらわたしに電話してくださると日本人スタッフの方が、ご親切に。
ちゃんと電話をくださったので、友人と相談してまた今日行ってきました。
ガラスのドア越しに入る前から気づいてくれてほんとにフレンドリー。はにかみ屋さんでもあり、でもオープンでもあり、なにより日本が本当に好きでいてくれてとっても嬉しいのです。
仕事もちゃんとこなしながら、わたしたちのテーブルに飲み物やお皿を運んでくれるたびにドイツ語や英語や日本語をまじえておしゃべりしていってくれます。
去年の末に初めて日本に来たのにこの日本語の上手さはなに?なぜにこんなにペラペラになれるんだろう?
日本の夏も初めてであろう彼に、この夏の暑さはどうよ。と尋ねてみたら、彼にとってやっぱりこの暑さは強烈らしい。湿気という日本語を教えてあげました。
9月からはドイツの大学で日本語を学び、日本の歴史や芸術についても勉強したいそうです。
そのあとは日本に来て起業したいという彼の夢を応援したくなる、そういう強い魅力を持った人でした。彼から差し出された握手の手をしっかり握ってお別れしました。
その彼の今日の足元。
履物も靴下も京都で買ったそうです。
ニコラ・ポルポラ。
わたしがこの名前とその曲を知ったのは10年近く前のこと。
たまたま立ち寄った十字屋のCD売り場で、たまたま試聴したのが、ニコラ・ポルポラとの出会いでした。
バッハやヴィヴァルディは中高生の頃にハマってたくさん聴いたものですが、それ以外のバロック音楽の作曲家についてはそれほど知りませんでした。
でもこの時に聴いたポルポラはとても印象に残り、あとでポルポラの名前を調べてみてハイドンの師匠であったことを知りました。
それっきり、ポルポラのことは忘れていました。
が、偶然にいつもは見ることもないCD売り上げランキングの今年の春頃のを見たら、ニコラ・ポルポラが指導したファリネッリというカストラート(男性の機能を失くならせた男性歌手)のためにポルポラが書いたという曲集が入っていたのです。
今回歌っているのは見目も麗しいフィリップ・ジャルスキーというカウンターテナー歌手。現代なのでもちろんカストラートではありませんよ。
これは手に入れないと、という気になり、6月初旬はとても体調が悪かったのですが十字屋に寄ってみました。身体の具合が悪くても思い立ったら即、手にしたい。やっぱりネットでは買いませんでした。
店員さんに説明をし、待つこと10分ほど。店員さんがこれを手にして戻って来られた時は嬉しかったです。
特別ゲストとして女性歌手も参加しています。あっぱれ男前な歌い方で注目していたオペラ歌手のチェチーリア・バルトリさん。
そのことも嬉しい。待ってました!の1枚となりました。
それ以来、体調がもうひとつの時には聴いて、気分を盛り上げるのに役立ってくれています。
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