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河井寛次郎記念館

少し歩くと汗が噴き出る猛暑の昼下がり、五条の馬町の「河井寛次郎記念館」へ向かいました。

河井寛次郎記念館

河井寛次郎さんはご出身は島根県ですが、陶芸を志され、京都でも釉薬の研究や中国陶磁などの研究を続けられた末、この五条にある登り窯を譲り受けられ、この地に住まわれるようになったそうです。
日用の美を追求されて濱田庄司、バーナード・リーチらと「民藝運動」に関わられ、代表作は京都国立近代美術館にもたくさん収蔵してあるのを普段から拝見する機会も多いですし、倉敷の大原美術館工芸館でも拝見したことがあります。
二年前には高島屋京都店でも催された生誕120周年記念「河井寛次郎~生命の歓喜~」展にも伺いました。

今回この記念館に訪れる機会を得て、暮らしと密接に関わる美に焦点をあてられた作家のお住まいに足を踏み入れ、その空気を感じることができたことは、とても興味深いことでした。

河井寛次郎記念館

柱、壁、床、窓の枠、机、照明のデザイン、その他の家具・・すべてに美意識と、人の手による仕事の実感があります。
窓の外の緑とも一体感があります。

河井寛次郎記念館

河井寛次郎記念館

床や机の木の肌の感触は、今日のような蒸し暑い中にあってもサラサラと気持よく、もし猫がいたなら大喜びしそうなお家だなあと思いました。

河井寛次郎記念館

これが登り窯です。昔はこの五条あたりには、他にもあったのかもしれません。
共用で使っていらっしゃったそうなので、ここにはたくさんの陶芸家が訪れたということです。

河井寛次郎記念館

ここは作業場、アトリエですね。障子の窓の外には藤棚がありましたので、季節によっては開け放して作業されることもあったでしょう。
また、多くの陶芸家や、その他芸術に関わる方たちとの交流の場でもあったのだろうと想像いたします。

河井寛次郎記念館

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