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そよ風と 木漏れ日と・・・
旧木島櫻谷家住宅が今年の7月7日から公開されています。1913年に建てられてから初めての公開だそうです。
3年前まで京都市北区の、この近所に住んでいたのですが全く知りませんでした。衣笠という地域は、さまざまな日本画家が移り住んで『衣笠絵描き村』と呼ばれる地域でした。そのことはよく知っていたのですけれどね。
櫻谷がお住まいだった日本家屋も、洋館も、全て細部まで櫻谷の美的感覚が行きわたっているのを感じました。
わたしも長らくこのあたりで生きてきたので、ここの自然を活かすように建てられた櫻谷の住まいへのこだわりには、心から共感できました。
和館の東向きの窓からは比叡山、北向きの窓からは(今は見えませんが)左大文字。まわりには竹やぶと菜の花畑。櫻谷がここに居を構えた当時の衣笠の風景が何故か目に浮かびます。
敷地内の洋館2階には、木島櫻谷の日本画の作品が展示されていました。動物や植物を描くことが多かったそうです。
拝見した絵の動物たちはみな生き生きとしていて、眼がやさしいのが印象にのこりました。深い深い感動を覚えました。
収蔵品、代表作については、櫻谷文庫のHPを是非ご覧になってみてください。
http://www.oukokubunko.org/photoindex3.html
http://www.oukokubunko.org/profile1001033.html
2000坪という敷地の一部は、財団を支えるために貸していらっしゃるようです。現在テニスコートになっているその向こうの樹の茂っているところには80帖のアトリエが今でも残っています。只今修理中だそうで、そのうちアトリエも公開されるのかもしれません。
9月9日(日曜日)にMBS毎日放送テレビ『美の京都遺産』で櫻谷が紹介されるようです。朝、6時15分から。見ます、見ます。
なお、櫻谷文庫 旧木島櫻谷家住宅の一般公開は9月30日まで。金土日祝のみの公開です。
大人一人600円。
櫻谷文庫 旧木島櫻谷家住宅
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