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そよ風と 木漏れ日と・・・
パリやパリ郊外を生涯撮り続けた写真家、ロベール・ドアノーの生誕100年記念写真展を見て来ました。
ドアノーの写真は、真実をそのまま切り取る、というよりは、起こりうるドラマを待って待ってそのドラマが目の前に繰り広げられた時を狙って撮る。
または、ちょっとした演出を施して物語を感じる写真を撮る。という方法によるものが多いと感じました。
イメージの釣り人、ドアノー劇場、と言われているのがよくわかります。
ドアノーが撮るドラマは軽妙洒脱。なのでたくさんの写真を見ても疲れることなく、もっともっと見たくなるのです。
ヴォーグ誌でファッション写真を撮っていたこともあるけれど、経済的には助かったにしても、華やかすぎる世界がドアノーには合わなかったようで2年で辞めています。
ドアノーの写真の中の普通のパリの人達・子どもたちが、どんなに活き活きと写っているかを見れば、ヴォーグ時代のスノッブ達を撮った写真はちょっと退屈に感じます。
また1980年代の、DATAR(国土整備庁)からの依頼で撮ったパリ郊外のカラー写真、全く人物の写っていない新興都市の風景は、たいへん興味深いものでした。
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