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和の一日

台風は結局カクっと東へ去っていってしまいました。梅雨はどこへいったのか、もう真夏のような日差しと暑さです。
今日は「京町家・小宿 nao炬乃座(なおこのざ)梅小路別邸」のお座敷で、ゆかたの着付けを習って来ました。
先生は、下鴨で、色々な場面での着付けをプロデュースされている「はなを」さん。
とても品の良い着付け、伝統をふまえた着付けをしてくださるプロです。



京都はやはり着物の似合う街。
着物で行くと割引が受けられたりと、京都市も率先してバックアップ体制をとっているので、京都の街には着物姿が自然に溶けこんでいます。

ゆかたぐらいは自分でなんとか着ることができますが、人に着付けをするのは初めて。二人一組でお互いに着せる練習をしてみました。
人型のボディに着せるのとは違い、生身の人間相手ですと、紐の締め具合などどこまで締めていいのやら。
背中の中心の線、裾のあげ具合、衿合わせ、おはしょりの始末、とさまざまなポイントをきちんと確認して、優雅に着せてあげられるようになるにはまだ練習が必要です。
帯も、もっと即興的にバリエーションを付けられるようになりたいものです。

合間には、烏丸五条付近の江戸時代から続く仕出しと割烹のお店、「松粂」さんからのお弁当をいただきました。



たいていの京都の仕出し屋さんのお弁当は、リーズナブルであっても、かなり質が高いです。
今日は、ゆかたを着て町家のお座敷で仕出し屋さんのお弁当をいただき、とても和の気分でした。


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