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2羽のコハクチョウ

琵琶湖の南湖といわれる琵琶湖大橋より南側で、コハクチョウがねぐらとするのは草津市の志那浜だけだそうです。
日本全体でみても、コハクチョウ飛来地の最南端にあたります。鳥に詳しい人たちの間では有名なスポットのようです。
浜には「草津湖岸 コハクチョウを愛する会」のボランティア小屋も建てられていました。風よけにも暖をとるのにも利用できますし、中にはいろいろな種類のたくさんの資料が見やすいように壁に貼ってありました。
ボランティアの方が説明もしてくださいます。昨日の方は「草津湖岸 コハクチョウを愛する会」の事務局長さんだったようです。

2003年には71羽も飛来したそうですが、2004年以降はへり続け、今年1月初旬に7羽、5羽、と来た日もあったものの、最近は2羽だけになってしまった、と聞きました。
白鳥は水中に首を伸ばして湖底の水草を食べるのです。水かさが増したり、護岸工事などで岸からいきなり湖底が深くえぐられたりすると、エサがとれなくなってしまいます。
あとは、釣り人の出すゴミや、プレジャーボートの増加などが、コハクチョウを寄せ付けなくなる原因になっているようです。

今まだ残っている2羽は、ここ数年同じカップルで来続けているらしい。
この日も、優雅に目の前に登場してきてくれました。







向こうの比良山系は雪をいただき、ときどき白くけぶっています。

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