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そよ風と 木漏れ日と・・・
どしゃぶりの雨の帰り道、これはなにか楽しみがないとやってられない。と、吸い寄せられるように近所の酒屋さんへ入りました。
ここは先代の跡をついだ息子さんがワインがお好きで、今やリーズナブルなワインの品揃えに感心させられる町の酒屋さんです。
町の酒屋さんといってもワインの通販にも力をいれていらっしゃる。
わたしの気になっている人気のワイン居酒屋さんにワインを卸していらっしゃる。
「なにしましょ。」と出てこられたのはワイン好きの今の店主。
あまり自分で選ぶことのなかった「ロゼ」。今日「ロゼ」の気分になったのはどしゃぶりの雨の憂鬱さを追い払いたかったからかもしれません。
「発泡タイプですか?それとも発泡しないタイプ?」
どちらとも考えていなかったのですが、オススメにしたがいこれにしました。
ブドウのキャンベルと巨峰を発泡ワインにしたという。
なんと東近江の産。滋賀県ですね。
「永源寺のところですわ。」と店主がおっしゃる。ああ、あのこんにゃくで有名なところですね。永源寺は紅葉も素敵。
『ヒトミワイナリー』という醸造所。
「まず一口飲むと、コントレックスを飲んだ時のようなかすかなエグみがあるんですわ。そのあと果実らしさがフワーッときますねん。キンキンに冷やしてくださいね。」
ふむふむ、とても良い例え。フランスのミネラルウォーターを初めて飲んだ時、あのエビアンでさえ、喉にエグみを感じました。最初はヴォルヴィックしか気に入りませんでしたもん。今では硬水の味もわかりますが。
ご自分で充分試したワインの説明をしてくださるので、このお店でワインを買うのはとても楽しいのです。
「どしゃぶりの雨の中、ありがとうございます。」
「いいえ、このワインを飲むのを楽しみにして雨の中を帰れます。」
というわけで、この後は一足踏み出すごとにズッポンズッポン言うびしょ濡れの靴も、雨に濡れて冷たい肩も、気にしないで家まで帰り着けたのです。
大文字屋
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