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そよ風と 木漏れ日と・・・
わたしが小学生になった頃だったと思います。ニューヨークに住んでいらっしゃった父の知り合いの方が、(たぶん入学祝いに)絵本を送ってくださいました。
わたしにとっては外国と繋がった実感を持った初めての体験。
アメリカという国があるのもよくわかっていたかどうかでしたけれど、『ニューヨーク』という地名をまず覚えました。
ただただ新鮮。日本ではお目にかかったことがない絵、文字。
日のあたる縁側で、毎日毎日何時間もこの絵本を眺めていた覚えがあります。
そのニューヨークのおばさんにお礼のお手紙を書いて、それからしばらくは文通の相手もしてくださいました。『あしながおじさん』を初めて読んだのもそのころ。『あしながおじさん』の主人公のジュディが、資金援助をしてくれた評議員(あしながおじさん)に学生生活の詳細を綴った手紙を出す。(小学生低学年で読んだときはほとんど絵手紙の部分しか読んでいなかったでしょう。ちゃんと話を理解できたのはだいぶ後のはなし。)
『あしながおじさん』の中のジュディとアメリカに宛てて手紙を書く自分と、重ねて悦に入っていたんだと思います。
昨日本棚の一番下にしまっているこの絵本を見つけてなにげなく手にとっていたら、いろいろ思い出して懐かしくなりました。
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