[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
そよ風と 木漏れ日と・・・
橿原市の北西に位置する古い町並みの残る今井町。
近鉄八木西口から歩いてすぐの飛鳥川にかかる蘇武橋を渡ると大きなエノキ(榎)。そこからさらに歩みを進めるとタイムスリップしたような古い町並みが現れます。
戦国時代、一向宗本願寺の今井兵部卿豊寿によって町が建設され門徒たちが集まり濠をめぐらせた武装集落を作り上げました。織田信長に反旗を翻した本願寺に呼応して今井町も信長に抵抗。
しかし、やがて信長に降伏し、武装を解いて商人の町へと生まれ変わりました。大阪の堺とも縁が深く、伊勢参りの道筋にもあったのでこの集落の商家は栄え、南大和最大の町として自治権も与えられました。
江戸時代に隆盛を極めたこの町は、それ以降もその姿をとどめたまま時代を経て、平成5年12月には重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
過度に観光化もされず、住民の方たちは今でも歴史ある家の保存に努めているのです。
こんな古い町が存在しているとは、それも京都から1時間あまりで行ける距離にあるとは、全く知りませんでした。
要塞だった面影もとどめ、道は見通しよくは作ってありません。主要な道から曲がると狭い路地もあちこちに出現します。
生活に関係のある車しか通っていません。静かですが、生活の息遣いも感じる、ワクワクする町でした。
< 橿原で食べたもの | TOP | シャンソンの発表会 > |