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美術館をはしごして見てきたもの

京都市美術館で今日から開催の『日展』に友人が書で入選しているので、招待券をもらっていました。
京都の日本画の大家、『山口華楊展』の近代美術館の招待券も持っているのですがこちらは明日で終わり。

というわけで、両方を一気に見ようと、本日は早朝から出かける準備をして早く行ってみることにしました。

京都国立近代美術館の南側を市バスで通った時、脇を流れる疎水沿いにゴイサギを発見。
バスを降りたら、とりあえずゴイサギを見に、疎水に直行です。鳥全般好きなのですけど、ゴイサギは特に好き。
近づいてみるとどうもこれはアオサギみたい。疎水にはマガモやキンクロハジロもたくさん来ているのが見えてきました。



サギは動きが面白くて、見ていて飽きません。



しばらく鳥たちを見た後、近代美術館へ戻りました。
そうしたら、その向かい側の京都市美術館の玄関前で、赤い服を着たひとたちが何やらたくさん動いています。
なんだろう、と思って近づいてみたら、この寒いのに太ももを露にした衣装を着た女の子たちが動きの確認をしています。
美術館の玄関には、おめでたい紅白のリボンがテープカットをするように張られています。



どうも『日展』の開会式典を行うみたいです。
『日展』の開催初日に開会式を行うことは、今日初めて知りました。

『日展』を見に来た人、入選したと思われる人、先生と周りから呼ばれている芸術家っぽい人、次第にたくさんの人が集まってきました。

式典が始まりました。
京都市消防隊の吹奏楽とさっきの女の子たちのフラッグダンス。



公益社団法人『日展』の理事長の挨拶。
また吹奏楽の演奏。そして、お偉い様たちのテープカット。



開会式が済み、吹奏楽の音楽の流れる中、一般の入場客が入っていかれました。



わたしはそれから『山口華楊展』を見に、近代美術館へ。



実は1984年に亡くなられた山口華楊さんの孫娘さんとはわたしは小学校の幼なじみ。家も3軒隣だったのです。
今日、山口華楊さんの日本画の集大成を拝見し、幼なじみの彼女と遊んでいるときに感じた彼女独特の感性が、この山口華楊さんの絵を通して思い出されてきました。
花や自然が好きな女の子でした。そのお母様もお庭づくりが見事でした。ご家庭にはいつも芸術的な感じが溢れていました。
そういうことを思い出しながら絵を見ていると、華楊さんの絵が、すごく親しいものとして感じられました。

華楊さんの絵を見たら、今度は京都市美術館のほうへ移り、もうかなりくたびれていたので、友人の書を探し当ててじっくり拝見してから家路につきました。

美術館前から市バスに乗って疎水が見えるところに来た時、さっき見たアオサギを探しましたけど疎水にはいませんでした。ふと、その向かいのマンションに目をやると、マンションの屋上にアオサギの姿が。 いそいでカメラをとり出し、シャッターを切りました。 あんなに高いところにもとまるんですね。

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