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王朝文化の華 ー 陽明文庫名宝展

京都国立博物館へ行ってきました。
京都国立博物館

近衛家に伝わる名宝を保存管理するために、近衛文麿によって設立された『陽明文庫』。
近衛家とは、平安時代に最高権力を握った藤原道長から1000年以上続く貴族の直系。
その先祖は大化の改新の藤原鎌足であったそうな。
国宝8件、重要文化財60件をはじめて一挙公開。全体ではおよそ140件の展示物。

京都国立博物館

国宝『御堂関白記』。藤原道長の24年間にわたる自筆の日記です。
当時の朝廷の行事から私生活のことまで事細かに記されている、1000年も前の記録が残っているとは!
他にも、日記を始めとして建築物や牛車の内部を記したものなど、貴重な文献がたくさんありました。美しい書や美術品としての価値はもちろんのこと、資料としての価値は計り知れないものだと思います。道長は彼の祖父から細かく記録していくことを家訓として受け継いでいたらしい。
当時から資料の意義・価値をはっきり意識して、大きな責任をもってそれらを記し、管理し、残していた。またそのことが代々受け継がれていた。さすが名家の名家たるゆえんがそこにあるのを感じました。

京都国立博物館

とても見ごたえのある展覧会でした。
終わりの方の展示室にあった雛飾りのために銀で作られた日常品や楽器のミニチュア。あれはとてもワクワクしましたわ。
どれも細工がとても細かく、日本のドールハウスといったところでした。

博物館の周りはサツキとツツジが花盛りでした。

京都国立博物館

王朝文化の華 ー 陽明文庫名宝展 京都国立博物館 5月27日〔日)まで
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