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そよ風と 木漏れ日と・・・
衣笠山のふもとの堂本印象美術館。
堂本印象は京都市上京区生まれの日本画家(1891-1975)。のちにこのあたりに居を移され、1966年に印象自身のデザインで自作を展示するこの美術館は設立されました。
美術館の建物を見てもわかりますが、印象といえば抽象表現。(もちろんそれだけではなく、具象的な作品や宗教的な作品、パリの風景などもたくさん残されているのですが。)
同じここ平野の地名のつく場所で生まれ育っているわたしは、この美術館は心の中の原風景のようなもの。
衣笠山を背景に建つ、不思議な形の不思議な模様のついた白い建物。小学生のときには、美術教育に熱心だった担任の先生と、この建物をスケッチしに来ました。
1991年には京都府に寄贈され京都府立堂本印象美術館になりました。
今回の企画展は『女性が描いた昭和のエレガンス』。
京都画壇を形作った明治生まれ大正生まれの女性日本画家4人(梶原緋佐子・広田多津・三谷十糸子・北沢映月)の作品が並んでいます。
看板やポスターに使われているのは、梶原緋佐子の『カメラ』(1953年作)。
今回並んでいる作品の中には、今までにも見たことのある作品もあるような。
でも、京都の女性の日本画家を意識して見てきたことがなかったので、今回それぞれの画家を知ることができたのは大収穫です。
堂本印象美術館のあちらこちらは、わたしにとってはほんとうにおなじみの景色。
小学生の頃にはすぐ隣の衣笠山のふもとで遊んでいましたし、中学生以降は心が落ち着く、散歩の良いコースでした。
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