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今年3度目の角屋

「島原」をぜひ散策してみたい、というわたしたち夫婦の旧知の友人とわたしたち3人で出かけました。

わたしは「島原」の「角屋」さんは今年になって3度目の訪問。
今は7月18日までの一般公開の時期です。電話で予約しておくと、日に4度の2階座敷の解説付き案内に参加させてもらえます。

「檜垣の間」「扇の間」「青貝の間」ほかにもいくつかお座敷がありますが、どの座敷も贅を凝らしたすばらしいしつらえです。
もてなしの心ここにあり、という感じ。

中庭の緑はますます濃く瑞々しく。

「島原」の「角屋」

臥龍松の庭から見上げる「青貝の間」。「青貝の間」に付いているバルコニーが見えます。 お座敷の一部の壁にも使われていますが、ベンガラの赤を使った壁は高貴な方を迎えるための色。京都でも昔は桂離宮や仙洞御所、一力亭、ここ角屋、あと2箇所どこだったかしら。の、6箇所にしかゆるされていなかったということです。
「青貝の間」の室内には、壁の全面だけでなく、ふすまのさんなどの建具など、あらゆることろに螺鈿の細工が施されています。螺鈿だけは今でも輝きを失っていませんが、壁はロウソクの煤で真っ黒になってしまいました。もとの壁の色は浅葱色だったというので、想像するだに豪華です。

「島原」の「角屋」

帳場から見える正門付近。正門から玄関へつづく石畳の通路は、かすかに帳場のほうへ斜めに振れていて、帳場からお客様のお顔がよく見えるようになっています。

「島原」の「角屋」

りっぱな台所。

「島原」の「角屋」

「島原」の「角屋」

玄関に2本植わっている槐(エンジュ)のうちの1本。葉が茂り始めました。

「島原」の「角屋」

間口30メートルあまり、奥行き50メートル、という立派な建物が残っているのは素晴らしいことだと思います。

「島原」の「角屋」

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