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京都八百一本館

先月オープンしたばかりの東洞院六角(ひがしのとういんろっかく)上る(少し北)の『京都八百一本館』へ。
わたしと同じく、食いしん坊で食の冒険家である友人と(わたしの友人には当然のごとく食いしん坊が多いです)、八百一探検です。

京都八百一本館

1階には『八百一』の野菜や、それぞれ専門店の肉・魚・お惣菜・パントリーの売り場が広がり、スーパーマーケットのようになっています。
京野菜をメインにしたパンを売る店『ザ・ブレッド』もあります。
先に着いたわたしは早速きれいに白くて美味しそうで、しかも安いカリフラワーを見つけてカゴに入れました。
遅れて到着した友人もカゴを持ち、まずカリフラワー。
そして野菜の話をしながら丁寧に野菜売り場を見まわり、お惣菜の話をしながらお惣菜売り場をめぐり、魚や肉の話をしながら魚・肉を拝見し、いろいろな食材を見つけては話題にしながらパントリーを物色し、おのおの結構な買い物をしてしまいました。
ここまで、あっという間に1時間以上。

3階の『セイボリー』という京野菜主体のフレンチレストランはランチの予約が残念ながら取れなかったので、今日は2階の京野菜を使ったお決まり定食のお店『きょうのおかず』へ行きました。

京都八百一本館

運ばれてきたお盆の上には、丁寧に作られた感じのじんわり美味しそうな和食が乗っています。
ごはん。お漬物。具だくさんのお味噌汁。ゴボウの煮物。ホウレンソウの胡麻和え。カレイの煮付けに九条ねぎと厚揚げと生麩を添えたもの。

京都八百一本館

ゆっくりおしゃべりはしたのですが、案外あっさり食べ終えて、まだ見ていない2階、3階の各フロアーも気になります。
なので早々に席を立ちました。

食後はまず3階から。屋上に農園が広がっています。あとで植物のお世話をしている女性スタッフとお話できました。今植わっているのは、ニンジン、ズッキーニ、カラーピーマン、万願寺トウガラシ、賀茂ナスだということでした。そう、九条ねぎも植わっていました。ネギ坊主が印象的。
まわりには畑のあぜ道で見られるような雑草なども調和よく育っています。

この草はなんの草かしら?
京都八百一本館

ボリジやタイム、レモンバームなどのハーブもありました。

ボリジ
京都八百一本館

そして、カシやナラや柿や山桜などの樹木も植えられているのです。これから大きく高くなっていくのでしょうか。ここが屋上だということを忘れてしまいます。
ミツバチの巣箱もありました。

そしてその自然を前に、ガラス張りのフレンチレストラン『セイボリー』があるのです。花ズッキーニの詰め物をしたものとか、仔牛とナスのモッツァレラチーズ焼きとか、ああ、やっぱり気になります。
今度はもっと早めに予約をして食べに来ます。期待が膨らみます。

京都八百一本館

水菜やルッコラ、プチトマトを水耕栽培している部屋もありました。
ガラス張りの屋根や窓から入る今日のような強い日差しはうまく遮光されていました。業務用の大きな空調が入り空気がわずかに冷やされていました。
窓の一部は開けられて風が入ってきていました。太陽を充分感じるのに暑くなく心地良い空間になっていました。これなら野菜も大喜びです。

京都八百一本館京都八百一本館

京都八百一本館京都八百一本館

2階は輸入ものの多いパントリー。ワインや日本酒、焼酎など、こだわりのお酒が揃う『前田豊三郎商店』。お店の趣味が感じられる食に関する雑貨のお店『アンジェ ボン ルパス』、食卓を飾る花にふさわしいものを揃えた花屋さんもありました。

で、友人とは、『また一緒におしゃべりしながら食材や雑貨をみつけましょう。次も楽しみ。』と、双方、同じ話題をわかちあえることを喜び合って別れたのでした。


京都八百一本館

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