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そよ風と 木漏れ日と・・・
京都の老舗29店の展示会のような催し「洛趣会」。今年は「くろ谷 金戒光明寺」で開かれ、毎年案内状をもらわれている友人のお母様のお計らいで、友人と2人、拝見しにいく機会をいただきました。
昭和3年から行われている「洛趣会」、今年は第80回を数えるそうな。
「売り申さず、お賞めくだされ」がこの会のコンセプトらしいです。
京友禅、西陣織、京呉服、帯、履物、ハンドバッグ、宝飾品、茶道具、陶器、京料理、茶懐石、和菓子、扇、京銘茶・・などなど、京都を代表する老舗がズラリと一堂に会するのです。THE KYOTO です。
商品についての説明や、展示品の説明など、各お店の方とのちょっとしたおしゃべりも楽しい。連れていっていただくのも3回目になるので、楽しみ方もようやく心得てきました。
京菓子の「とらや」さんでは、古くからのお菓子の注文書を展示されていました。毛筆です。尾形光琳と吉良上野介からの注文書、というのが印象に残っています。
先日訪れた衣笠の日本画家宅、「木島櫻谷」さんのところにも、「とらや」の通い箱が残っていました。京都に住んでいた人々と京菓子の関係の深さがわかりますね。
お蕎麦の「本家尾張屋」さんでは四条店のリニューアルを知りました。お蕎麦とともに、お酒と酒肴を楽しめるお店にされたそうです。
思わず、「女性一人でお蕎麦で一杯やってもいいですよね。」と、嬉しくなってお店の方に尋ねました。「もちろん、どうぞどうぞ。一次会の前にちょっと寄っていただいたり、〆のお蕎麦を召し上がりに来てくださるのもいいですよ。」とのことでした。蕎麦屋さんで一人で一杯やるのが、ちょっとした夢ですので、ここがデビューの場になるかも!
いつも設けられているお茶席で、「とらや」さんの菊の薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)と表千家お点前のお抹茶をいただき、おそば席で「本家尾張屋」さんの辛味大根が入ったお出汁の美味しいお蕎麦をいただき、金戒光明寺の景色とともに、京都らしいひとときを過ごしました。
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