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そよ風と 木漏れ日と・・・
セイコーの手巻き懐中時計です。通称「鉄道時計」。
時刻の見やすさや耐久性から、古く旧国鉄時代より鉄道時計として使われてきたそうです。
わたしの父は密かに鉄道好きであったせいもあるのか、ずっとこの懐中時計を愛用していました。鉄道好きはわたしも受け継いでいるかもしれません。
晩年の父はもっとおしゃれなタイプの懐中時計を使っていたのですが、わたしはあえて古い時代に父が使っていた鉄道時計を譲り受けました。
長年仕舞いこんでいたのですけれど、なんとか使えないかと考えて、キッチンのカウンターの隅に吊るしてみることにしました。ダイニング、リビングからも見える位置。
今でも鉄道においてはこのタイプの懐中時計が使われているようですが、今の時計は電池式。
これは手巻きタイプなので、日に2回巻かないと止まってしまいます。
ティックティックと時を刻む音がかすかに聞こえます。
止まったまましまわれている時とは違い、時を刻みだすと、時計自身が生き返ったような存在感が生まれました。
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