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そよ風と 木漏れ日と・・・
水玉模様。特に黄色に黒の水玉のカボチャでとても有名な草間彌生。
大阪の国立国際美術館で開催中の『草間彌生 永遠の永遠の永遠』に友人達と行ってきました。
わたしは現代美術(評論のほうです)のゼミ生でしたので学生時代からその名はよく知っていました。10年+◯年前(◯には1~50のいずれかの数字を入れてね)のことですが。
その頃は「前衛の女王」として、ぶっとんだパフォーマンスで知られていました。そういう現代美術の潮流でもあったわけです。
1993年にヴェネツィア・ビエンナーレに日本代表となって部屋中を黄色地に黒の水玉で埋め尽くした作品を発表したころから草間彌生といえば水玉となっていきました。
今回の展覧会では、1929年生まれの草間が、2005年以降になお驚異的に精力的・活動的であって、まだまだ進行形で変遷を遂げている様子がわかりました。今までのイメージとはかけ離れ、顔や虫のような生き物のモチーフが即興的に画面を密に埋め尽くしていく・・そういうキャンバスが何十枚も館内に並んでいる様子は圧巻です。自身の内面がかいま見えるそれぞれの作品の題名、その中には自殺願望や愛を失った悲しみのようなものも感じたのですが、そういうものすらを糧にして一層制作に向かう執念、それは生きることへの執着だと思いました。その清々しい執着には感動を覚えます。
知的に刺激的な時間を過ごすとお腹が空くものです。
3人でリーガロイヤルホテルへと足を速めます。リーガロイヤルアネックス7階のイタリアンレストラン『ベラ・コスタ』でお腹も満たしました。
草間彌生展で友人がゲットした『手ぬぐい』
首にまいてもおしゃれですね。
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